11月は秋から冬へと季節が移り変わる時期であり、薬膳においては「温補(おんぽ)」や「養陰(よういん)」がキーワードになります。乾燥と寒さに対応するための養生と食材選びが重要です。
11月の薬膳の基本方針
気候と身体の関係
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寒さと乾燥が強まり、「肺」「腎」がダメージを受けやすい。
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陰(体内の潤い)を守りつつ、寒さに備えるエネルギー(気・陽)を補う必要がある。
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五行では「肺(秋)→腎(冬)」へとバトンタッチされる時期。
11月の養生方法
1. 体を温める生活習慣
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足首、首、腰を冷やさない服装を心がける。
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湯船につかり、腎の働きを高める(入浴剤に生姜やよもぎを使うと効果的)。
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夜更かしを避け、十分な睡眠で「腎精(じんせい)」を養う。
2. 呼吸器を守る
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部屋の加湿を意識し、喉・鼻の乾燥対策を。
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軽い有酸素運動(ウォーキング、太極拳など)で肺を鍛える。
おすすめ薬膳食材とレシピ
主な食材
| 分類 | 食材 | 効果 |
|---|---|---|
| 陰を養う | 白きくらげ、ゆり根、梨、黒ごま、はちみつ | 肺を潤し、乾燥を和らげる |
| 陽を補う | 羊肉、鶏肉、くるみ、にら、生姜 | 身体を温め、気血を補う |
| 腎を養う | 黒豆、山芋、栗、なつめ、クコの実 | 老化防止・免疫力アップ |
レシピ①:山芋と黒ごまの養腎スープ
材料(2人分)
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山芋:100g
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黒ごま:大さじ2(すりごま)
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鶏むね肉:100g
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生姜:1かけ(薄切り)
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鶏ガラスープ:500ml
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塩・胡椒:少々
作り方
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鶏肉と山芋は一口大に切る。
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鍋にスープと材料、生姜を入れて中火で煮る。
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全体に火が通ったら黒ごまを加えて混ぜ、塩で味を調える。
効果:腎を補い、乾燥対策にも◎。
レシピ②:梨と白きくらげの潤いデザート
材料(2人分)
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梨:1個(皮をむいて薄切り)
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白きくらげ:5g(水戻し)
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はちみつ:大さじ1
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なつめ:2個
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水:400ml
作り方
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白きくらげは食べやすくちぎる。
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鍋に水、梨、白きくらげ、なつめを入れ15分ほど煮る。
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火を止めて粗熱を取り、はちみつを加える。
効果:肺を潤し、喉の乾燥に効果的。
まとめ
11月は「潤い」と「温める」がテーマの薬膳月間です。食材選びと生活習慣で、冬の体調トラブルを未然に防ぎましょう。
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