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冬の寒さに負けない体をつくる ― 12月の薬膳のすすめ

冷え込みが一段と厳しくなる12月。手足が冷えやすくなったり、体のだるさを感じたりしていませんか?そんなときこそ「食べる養生」、薬膳の知恵が力を発揮します。

12月は【腎】がキーワード

薬膳は、中国の伝統医学「中医学(ちゅういがく)」をベースに、食材の持つ力を利用して季節や体調に合わせた食事をとる健康法です。12月は「腎(じん)」を養うことが重要とされています。「腎」は生命力の源とされ、寒さに弱く、冷えが続くと免疫力の低下や疲労感の原因にもなります。

この季節におすすめの薬膳食材には、以下のようなものがあります:

  • 黒豆・黒ごま・きくらげ:腎を補い、体のエネルギーを温めてくれる黒い食材。

  • 羊肉・鶏肉・えび:体を芯から温め、気血の巡りを良くする動物性たんぱく質。

  • くるみ・栗・にんにく:体を内側から温めるとともに、滋養強壮の効果も期待できます。

  • 生姜・ねぎ:体の表面を温め、風邪の予防にも効果的。

薬膳では「温める食事」が基本。鍋料理やスープにこれらの食材を取り入れ、身体を冷やさないよう心がけましょう。また、冷たい飲み物や生ものは控えめにし、白湯や温かいお茶をこまめにとることも大切です。

以下に、12月にぴったりの薬膳レシピを3つご紹介します。すべて「腎」を補い、体を温める効果がある食材を使用しています。ご家庭で簡単に作れる内容です。

【薬膳レシピ1】黒ごまとくるみの温活お粥

材料(2人分)

  • 白米:1/2合

  • 黒ごま:大さじ1

  • くるみ:大さじ1(軽く砕く)

  • 水:500ml

  • 塩:少々

  • 生姜(すりおろし):小さじ1(お好みで)

作り方

  1. 白米を軽く洗い、水とともに鍋に入れる。

  2. 黒ごま・くるみも加え、中火で加熱する。

  3. 沸騰したら弱火にして20〜30分煮る。

  4. とろみが出たら塩で味を整え、生姜を加えて完成。

ポイント
黒ごまとくるみは腎を補い、体のエネルギーを養います。朝食や夜食にもぴったり。


【薬膳レシピ2】えびと生姜の薬膳スープ

材料(2人分)

  • むきえび:100g

  • 白菜:2枚(ざく切り)

  • 長ねぎ:1/2本(斜め切り)

  • 生姜:1片(千切り)

  • 水:400ml

  • 鶏ガラスープの素:小さじ1

  • 塩・こしょう:適量

  • ごま油:少々

作り方

  1. 鍋にごま油をひき、生姜・長ねぎを軽く炒める。

  2. えびを加え、色が変わったら白菜と水を加える。

  3. 沸騰したらアクを取り、スープの素を入れる。

  4. 5分ほど煮て、塩こしょうで味を整えて完成。

ポイント
えびは体を温める陽性食品。生姜との組み合わせで寒さに負けないスープに。


【薬膳レシピ3】羊肉と大根の滋養鍋

材料(2人分)

  • 羊肉(薄切り):150g

  • 大根:1/3本(いちょう切り)

  • にんにく:1片(つぶす)

  • 長ねぎ:1本(斜め切り)

  • しいたけ:4枚(スライス)

  • 水:500ml

  • 酒:大さじ1

  • 味噌:大さじ2

  • 醤油:小さじ1

作り方

  1. 鍋に水・酒・にんにく・大根を入れ、火にかける。

  2. 大根がやわらかくなったら、しいたけ・長ねぎ・羊肉を加える。

  3. 味噌・醤油で味を整え、具材に火が通ったら完成。

ポイント
羊肉は「温中補腎(おんちゅうほじん)」といわれ、冷え性・疲労回復に効果的な薬膳素材です。

【まとめ】

12月の薬膳は「腎」を養い、寒さに打ち勝つ体づくりがポイント。日々の食事に少し意識を加えるだけで、心も体も温まる冬を過ごせます。季節の恵みを取り入れながら、自分自身をいたわる食事を楽しんでみてください。

佐藤香織

【鍼灸師】2007年より施術の世界へ。体質改善や、自律神経のバランスが気になる方、肩こり・腰痛などの運動器の不調、小児への施術など多岐に渡り対応しております。

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