SATO針灸院が実践している Core Adjustment では、施術の中心概念として「軸(Core)」という言葉を用いています。
この軸とは、単なる体幹や骨格のことではありません。
身体全体を支えている“中心的バランス”を指します。
1. 構造的軸 ― 物理的中心の安定
身体は三次元構造の上に成り立っています。
骨格配列、重心位置、頭部・胸郭・骨盤の相対関係。
これらが適切に保たれている状態が、構造的な軸の安定です。
構造が崩れると、代償動作が生まれ、筋緊張の偏りが固定化します。
慢性的な不調の多くは、この構造的不均衡と関係しています。
2. 機能的軸 ― 調整機能の中心
構造が整っていても、呼吸が浅く、自律的リズムが乱れていれば、身体は安定しません。
機能的軸とは、
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呼吸の深度
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自律神経のリズム
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巡りの循環性
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緊張と弛緩のバランス
を含む、調整機能の中心です。
構造と機能は相互に影響し合い、どちらか一方だけでは全体の安定は得られません。
3. 東洋医学的軸 ― 全体調和の中枢
東洋医学では、身体は常に「全体で動いている」と捉えます。
陰陽の均衡、気血水の循環、臓腑の連動。
これらの調和が保たれている状態が、東洋医学的な軸の安定です。
部分的な症状であっても、背景には全体バランスの偏りが存在します。
なぜ「軸 → 全体」なのか
身体は部分の集合体ではなく、中心の安定が全体の安定を規定する構造を持っています。
重心が整うと、不要な緊張が減少する。
呼吸が整うと、循環が変化する。
循環が整うと、回復の質が変わる。
変化は外側からではなく、中心から波及します。
そのため、Core Adjustment では症状の消失を目的とするのではなく、軸の安定を第一の目標とします。
ブランドとしての「軸」
Core Adjustment における軸とは、
構造・機能・巡りを統合した
身体全体を支える中心的バランス。
説明過多にならず、しかし理論的に明確であること。
それが、専門性を保つための前提です。
SATO針灸院では、
身体を部分で捉えるのではなく、全体の連動性を基準に評価し、施術を構築します。
軸が整えば、全体は静かに変わる。
それが Core Adjustment の考え方です。
※Core Adjustmentは造語でありSATO針灸院独自の施術理念です。