体の不調があるとき、
「何が悪いんだろう」と不安になりますよね。
同じ“頭痛”でも、
体が冷えて起こることもあれば、
熱がこもって起こることもあります。
なんとなく元気が出ない日も、
本当にエネルギーが不足している場合もあれば、
体の中で何かが滞っているだけ、ということもあります。
実は、症状の名前だけでは、
本当の原因は見えてきません。
■八綱というシンプルな視点
東洋医学には「八綱(はっこう)」という、
とてもシンプルな考え方があります。
- 陰と陽
- 表と裏
- 寒と熱
- 虚と実
この8つの視点で、
「いま体がどんな状態にあるのか」を見ていきます。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、
やっていることはとてもシンプルです。
たとえば――
冷えやすいか、ほてりやすいか
表面に症状が出ているか、内側にあるか
足りない状態か、滞っている状態か
そうやって、一つひとつ丁寧に整理していくのです。
■良い・悪いではなく「傾き」
大切なのは、
陰が悪い、陽が良い、と決めることではありません。
陰があるから休める。
陽があるから動ける。
どちらも必要で、
体は常にバランスを取りながら揺れ動いています。
昨日は熱っぽかったのに、今日は冷える。
緊張で張りつめていた体が、ふっと力を失う。
体はいつも変化しています。
だからこそ、
「決めつけない」ことが大切なのです。
■あなたの“いま”を一緒に見る
八綱は、病名を貼るための理論ではありません。
「いまのあなた」を理解するための地図です。
今は足りないのか。
それとも、余分なものが滞っているのか。
内側なのか、外側なのか。
冷えているのか、熱がこもっているのか。
その“いま”が分かれば、
体は少しずつ整う方向へ向かっていきます。
不調は、体からのメッセージ。
私たちはそれを、一緒に読み解いていきます。
焦らなくて大丈夫です。
身体は、きちんと変わる力を持っています。
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