開院当初、Core Adjustmentは「身体の中心を整える施術」という概念からスタートしました。
(根本改善という言葉がなんとなくしっくりとこなかったため、自分で施術のテーマのような言葉を考えたときに決めたワードです。)
骨格の配列、関節の可動、筋緊張のバランス。
まずは構造の軸を正確に捉えること。
けれど臨床を重ねる中で、私は常に心に葛藤がありました。
構造だけでは、整いきらないケースがある。
骨格が整っても戻ってしまう。
筋肉を緩めても、また硬くなる。
局所が改善しても、どこか安定しない。
そこには必ず、別の“軸”が関わっていました。

構造的な軸(Structural Axis)
骨格・関節・筋膜の連動。
これは土台です。しかし土台だけでは足りない。
神経生理学的な軸(Neuro-Regulatory Axis)
自律神経の緊張、呼吸の浅さ、回復力の低下。
身体が守りの状態に入っていると、どれほど整えても安定しません。
東洋医学的な軸(Energetic Axis)
気血水の巡り、臓腑のバランス。
巡りが滞れば、構造も神経も影響を受けます。
心理・意識の軸(Psycho-Emotional Axis)
無意識の緊張、過去の体験、思考の癖。
身体は常に心の影響を受けています。
Core Adjustmentは、単一のテクニックではなく、
これら4つの軸を統合して見極める“視点”へと進化しました。
「どこが悪いのか」ではなく、
「どの軸が乱れているのか」。
局所ではなく、全体の調和。
整えるとは、押すことでも、刺激することでもなく、
本来の位置へ戻すこと。
2年間の臨床を通して、Core Adjustmentは技術から思想へ、
そして思想から体系へと少しずつ形を成してきました。
これからはさらに精度を高め、
より静かに、より深く、
“軸”にアプローチしていきたいと考えています。
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