治療院を開院させていただき、2年が経ちました。
この場所を信じて足を運んでくださった皆様のおかげで、数えきれないほどの臨床経験を積ませていただいています。
心より感謝申し上げます。
一人ひとりの身体に触れ、背景にある生活や思いに耳を傾ける中で、私は多くのことを学ばせていただきました。
「痛み」という一言では語れない不調。
「疲れ」という言葉の奥にある、長年の緊張。
検査では異常がないと言われながらも、確かに存在する違和感。
それらは単なる症状ではなく、その方の生き方や時間の積み重ねの結果なのだと、日々実感しています。
2年という月日が流れ、最近はこれからの施術について深く考える時間が増えました。
私は何を整えたいのか。
どこを見ているのか。
この手技の奥にある思想は何なのか。
技術を磨くことは当然ですが、それ以上に「なぜそれを行うのか」という軸を、より明確にしていきたいと感じています。
不調は結果であり、原因はもっと深いところにある。
構造の偏りだけでなく、神経の緊張、巡りの滞り、感情の蓄積。
それらが重なり合い、ある日“症状”として現れる。
だからこそ、表面的な変化だけではなく、中心から整えることを大切にしていきたい。
この2年間は、私にとって技術の鍛錬であると同時に、思想を育てる時間でもありました。
これからのSATO針灸院は、
「ただ施術をする場所」ではなく、
その方の軸を共に見つめ直す場所でありたいと考えています。
思いを言語化することは、覚悟を持つこと。
今後も、静かに、しかし確かに。
一人ひとりと丁寧に向き合ってまいります。
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