新しい年の始まりである1月は、寒さが最も厳しくなる時期です。自然界では「陰」が極まり、「陽」が少しずつ芽生える季節とされています。この時期の養生は、体をしっかり温め、エネルギーを内に蓄えることが大切です。東洋医学では「腎」を養う季節ともされ、生命力の根本を支える腎をいたわることが、1年を元気に過ごす鍵となります。
1月の養生ポイント
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温める食事を心がけましょう
黒豆、黒ごま、山芋、クルミ、栗、なつめ、羊肉など、腎を補う黒い食材や温性の食材を積極的に摂りましょう。味噌やしょうが、ねぎもおすすめ。 -
睡眠をしっかりと
冬は「早寝遅起き」。しっかり眠ってエネルギーを蓄えることで、免疫力も高まります。 -
適度な運動で体を巡らせる
室内でできるストレッチやヨガ、軽い筋トレでもOK。血行を促し、冷えの改善に効果的です。
おすすめの自宅ケア
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足湯(10〜15分):しょうがや塩を入れるとさらに効果的。冷えた足元を温め、腎の働きを助けます。
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温灸(自宅でお灸や温熱シートを使用):腰やおへその下(丹田)に温熱刺激を与えることで「腎気」を補います。
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腹巻きや湯たんぽ:腰とお腹を温めることは腎の養生に直結します。
薬膳レシピのご紹介
🥣 黒豆となつめの滋養スープ
材料(2人分)
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黒豆(煮たもの)…50g
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なつめ…3〜4個(種を除いて)
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鶏もも肉…100g
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生姜…1片(スライス)
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長ねぎ…1/2本(斜め切り)
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水…500ml
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塩・しょうゆ…少々(好みで)
作り方
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材料を鍋に入れ、中火で煮る。
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沸騰後アクを取って、弱火で20分ほど煮込む。
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味を整えて完成。
☕ 黒ごまくるみミルク
温めた豆乳に、すり黒ごまとくるみペースト、はちみつを加えて混ぜるだけ。寝る前の1杯におすすめ。
心の養生も大切に
お正月明けは、何かと慌ただしく心が落ち着かないものです。1日数分でも深呼吸をしたり、温かいお茶を飲みながらゆったりとした時間を持つことが、自律神経を整え、心の安定につながります。
- 静かな音楽やアロマを使って、1日の終わりに深呼吸を。
- 無理に動かず、内観する時間を大切にしましょう。
1月は「静」を大切にする季節。心と体を温め、エネルギーを養うことが1年の健やかさにつながります。ぜひ日々の暮らしに、養生の知恵を取り入れてみてください。
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