東京都五反田の女性専用SATO針灸院

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西洋医学

体の中の「暴走ブレーキ」が壊れていませんか?東洋医学が教える、ストレスや不調の防ぎ方

「ストレスが溜まるとすぐ胃がキリキリ痛む」

「イライラしすぎて、頭痛や肩こり、めまいが止まらない」

「休みなのに体が緊張してリラックスできない」

病院で検査をしても「異常なし」と言われるけれど、確かにつらい……。そんな経験はありませんか?

実は東洋医学では、人の体を「5つのチーム(肝・心・脾・肺・腎)」が助け合い、ときには互いにブレーキをかけ合いながら支え合う、ひとつのチームプレイとして考えています。

今回は、体が持っている「自動ブレーキの仕組み」と、それが壊れてしまったときに何が起こるのかについて、分かりやすくお話しします!

体の中には「暴走を止めるブレーキ」がある

東洋医学には「相剋(そうこく)」という考え方があります。

漢字だけ見ると「争い」「敵対」のように怖く見えますが、実は違います。これは、「誰か一人が調子に乗って暴走しないように、適度にブレーキをかける役目」のことです。

車にアクセルとブレーキの両方が必要なのと同じで、体にも「ブレーキ役」が絶対に欠かせません。

例えば……

  • 肝(自律神経・感情): 前に進むアクセルを踏む

  • 肺(呼吸・落ち着き): 興奮しすぎた気分をフッと落ち着かせてブレーキをかける

  • 脾(胃腸): 食べたものをエネルギーに変える

このように、どれかひとつの臓器が強くなりすぎないよう、24時間体制で絶妙にコントロールし合っています。東洋医学ではこれを「制化(せいか)」と呼びます。体がもともと持っている「自律神経の自動調整機能(ホメオスタシス)」のことですね。

ブレーキが壊れるとどうなる?(亢害承制のお話)

ところが、長期間のプレッシャーや睡眠不足が続くと、この「ブレーキ」が悲鳴を上げます。

東洋医学には、こんな言葉があります。

「亢(たかぶ)れば害し、承(う)けて乃(すなわ)ち制す」

ちょっと難しい言葉ですが、日常に置き換えるとこういうことです。

  1. 限界を超えて暴走する(亢:こう)
    ストレスで自律神経(肝)がカッカと熱を持って興奮しっぱなしになる。

  2. まわりを傷つける(害:がい)
    興奮が収まらず、消化器(胃腸)を攻撃して胃痛や下痢を起こしたり、頭痛や不眠を引き起こす。

  3. 緊急停止ボタンが作動する(承制:しょうせい)
    「これ以上暴走したら命がもたない!」と体が判断し、無理やり強制終了(シャットダウン)をかけようとする。
    「限界まで我慢して頑張っていたら、ある日突然起き上がれなくなった」
    「カーッとなって興奮していたのに、急に手足が氷のように冷たくなって虚脱感に襲われた」

こうした極端な症状は、体が自滅を防ぐために、最後の力で緊急ブレーキを踏んだサインなのです。

不調のサインは「体からのSOS」

痛いところ、つらいところがあると、「胃が悪い」「頭が痛い」とその部分だけを責めたくなりますよね。

でも、東洋医学の見方は違います。

  • 胃が痛いのは、自律神経が暴走して胃をいじめているからかもしれない

  • 頭がのぼせて痛いのは、熱を冷ます「潤い(ブレーキ液)」が足りなくなっているからかもしれない

体はいつだって、一生懸命バランスを取り戻そうと戦っています。

症状は「もう自力ではブレーキが効かないよ!」という体からのSOSです。

私たちができるお手伝い

鍼灸や漢方の治療は、痛む場所を無理やり麻痺させるものではありません。

  • 頑張りすぎて暴走しているチームには「少し休んで」と熱を冷ます

  • ブレーキを踏むエネルギーが切れているチームには「しっかり栄養」を補う

そうやって、「体が本来持っている、自分で自分を整える力(自動ブレーキ)」をもう一度スムーズに動くようにメンテナンスするのが、東洋医学の得意分野です。

「最近ずっとアクセルを踏みっぱなしで、ブレーキのかけ方が分からない……」

そんなときは、どうか一人で我慢せず、お気軽に当院へご相談くださいね。

あなたの体が本来の心地よいバランスを取り戻せるよう、しっかり伴走させていただきます.。

佐藤香織|鍼灸師

2008年より施術の世界へ。

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