東京都五反田の女性専用SATO針灸整体

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東洋医学

“美しさ”は内臓から。鍼灸で整える美容と健康

私たちが「美しい」と感じるものには、肌の艶や髪の潤い、姿勢の良さなど、外見的な要素が多く含まれます。しかし、こうした外面の美しさは、実は体の内側――とりわけ「内臓の健康」と密接に関係しています。鍼灸は、東洋医学の観点からこの“内なる美”にアプローチし、自然な美しさと健康の調和を目指す療法です。

内臓の不調がもたらす“見た目”の変化

たとえば、肝臓が疲れていると目の下のクマが目立ったり、顔色がくすんで見えることがあります。胃腸が弱ると、肌荒れや吹き出物が現れやすくなり、代謝の低下からむくみや体重増加にもつながります。これらはすべて、体の内側で起きている不調の「サイン」であり、美容上のトラブルと無関係ではありません。

■ 五臓(ごぞう)とその不調の例

臓名 主な働き 不調のサイン・症状例
肝(かん) 気血の流れを調整、感情(怒り)と関係 イライラ・目の疲れ・生理不順・爪が割れやすい・睡眠障害
心(しん) 血流・意識・精神活動の中心 不安感・動悸・不眠・顔面紅潮・集中力低下
脾(ひ) 消化吸収・血液生成のサポート 食欲不振・疲労感・下痢・内出血・肌のたるみ
肺(はい) 呼吸・気の生成・免疫・皮膚と関係 咳・息切れ・風邪をひきやすい・肌の乾燥・鼻炎
腎(じん) 生命力(精)を蓄える・成長・老化・ホルモン系 腰痛・耳鳴り・冷え・頻尿・白髪・生殖機能の低下

■ 六腑(ろっぷ)とその不調の例

腑名 主な働き 不調のサイン・症状例
胆(たん) 決断力・胆汁の分泌 優柔不断・口の苦み・胸の張り・眠りが浅い
小腸(しょうちょう) 栄養の吸収と不要物の分別 下痢・腹痛・尿トラブル
胃(い) 食べ物の受け入れ・消化 胃もたれ・吐き気・げっぷ・食欲不振
大腸(だいちょう) 排便・水分調整 便秘・下痢・肌荒れ
膀胱(ぼうこう) 尿の貯留と排泄 頻尿・尿もれ・下腹部の違和感
三焦(さんしょう) 気・水の通り道を調整(上中下焦) むくみ・発汗異常・代謝の乱れ・冷え

鍼灸ではこれらの臓腑のバランスを整えることで、目に見える症状だけでなく、未病(みびょう:病気になる前の状態)への対応も可能です。

鍼灸で整える「気・血・水」のバランス

東洋医学では、人の体を「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」のバランスで捉えます。これらの巡りが滞ると、体調や肌状態に影響を及ぼします。鍼灸は、経絡(けいらく)と呼ばれる気の通り道に鍼やお灸で刺激を与え、臓腑の働きを整えることで、体内の巡りを改善します。

たとえば、便秘や冷えがある方には「脾胃」や「腎」のツボに施術することで、消化吸収機能や代謝を活性化し、肌質の改善を図ります。ストレスによる吹き出物や不眠が見られる方には「肝」や「心」の経絡を整えることで、気の流れをスムーズにし、心身の安定を取り戻す手助けをします。

美容鍼灸は“根本ケア”

美容鍼といえば、顔へのアプローチに注目されがちですが、当院では“内側のケア”も非常に大切にしています。顔への施術と同時に、内臓の状態を整えることで、肌の回復力や弾力、血色感が自然に高まり、持続的な美容効果が期待できます。

一時的な対処ではなく、根本から体を整えること。それが、美と健康を同時に叶える鍼灸の魅力です。


自然な美しさは、体の内側から育まれるもの。忙しい日々の中で、少し立ち止まり、内臓からの“声”に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

佐藤香織

【鍼灸師/鍼灸専門学校の教員資格保有/薬膳アドバイザー/セミナー講師】 2007年より施術の世界へ。冷え性、自律神経、運動器疾患、小児の治療など様々な疾患に対応いたします。

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