10月は秋が深まり、朝晩の冷え込みや乾燥が目立つようになります。この季節は、体内の潤いが失われやすく、肺や喉、皮膚がダメージを受けやすい時期でもあります。
特に東洋医学では「秋=燥(乾燥)の季節」とされており、体の内外をしっとりと保つことが健康の鍵になります。
この季節に大切な養生ポイント
-
睡眠をしっかりとる
夜更かしは乾燥や疲労を悪化させる原因に。22時〜23時までには就寝を心がけましょう。 -
喉・鼻・肌の潤いを意識
部屋の加湿や、こまめな水分補給を忘れずに。潤いを保つためには、飲み物だけでなく食材の選び方も大切です。 -
服装の調整で冷え対策
朝晩は冷え込むことがあるので、首・手首・足首を冷やさない服装がおすすめです。 -
呼吸を深くゆっくりと
呼吸器系が影響を受けやすい時期。意識的にゆったりと呼吸するだけでも、心身が安定しやすくなります。 -
心を穏やかに保つ工夫
秋は気分が沈みやすい季節。好きな音楽や趣味を取り入れて、気持ちを前向きに保ちましょう。
食で整える:10月の薬膳の考え方
乾燥が気になるこの季節には、体を潤す食材と、エネルギーを補う食材の両方をバランス良く取り入れましょう。
🥬 潤いを与える食材
-
梨・りんご・ぶどう
-
白きくらげ・百合根・れんこん
-
山芋・蜂蜜・ナッツ類(落花生・銀杏など)
これらは喉や肺、肌の乾燥を和らげてくれる働きがあります。
🌰 気を補う・胃腸を整える食材
-
さつまいも・かぼちゃ
-
きのこ類・豆類
-
米や雑穀・根菜類
胃腸の働きを助け、寒さに備えて体力を養います。
かんたん薬膳メニュー例
-
梨のコンポート(蒸し梨)
のどの乾燥や咳が気になる方に。体を冷やしすぎないよう温めて食べるのがポイント。 -
れんこんと鶏肉のスープ
潤いと免疫力を高める一皿。鶏肉と根菜は相性がよく、体もポカポカに。 -
さつまいも入り雑穀粥
消化によく、朝食にもぴったり。エネルギー補給と胃腸のケアを同時に。 -
きのこと豆腐の生姜炒め
きのこの旨味と豆腐の滋養、生姜で体を温めて代謝アップ。
鍼灸と養生の相乗効果
この時期は、鍼灸で肺の経絡を整えたり、免疫を高める「ツボ刺激」も効果的です。
とくに「太淵(たいえん)」「合谷(ごうこく)」「足三里(あしさんり)」などは、気の巡りや体調維持におすすめのポイントです。
コメント