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身体のコラム

冷え・重だるさ・しこりの正体とは?「瘀血」と「スラッジ現象」から考える体のめぐり

「なんとなく冷える」「鈍い痛みが続く」「しこりが気になる」——
そんな不調を抱えていませんか?

実はその背景には、“血流の質と流れの悪化”が隠れているかもしれません。
東洋医学では「瘀血(おけつ)」、西洋医学では「スラッジ現象」と呼ばれる概念から、体のめぐりを考えてみましょう。

瘀血(おけつ)とは? 〜東洋医学的な視点〜

「瘀血」とは、体の中で血の巡りが悪くなり、古くなった血液や老廃物がとどまり、流れにくくなっている状態を指します。

主なサイン

  • 手足の冷え

  • 鈍痛(どんつう)や慢性的な重だるさ

  • 月経異常(周期の乱れ、塊、痛みなど)

  • 肌のくすみやシミ

  • 舌に紫っぽい斑点や色むらがある

原因とされるもの

  • ストレスや気の滞り

  • 冷えや寒邪

  • 外傷や過労

  • 出産や手術の影響

瘀血は単なる「血流障害」にとどまらず、体内の微小循環全体の滞りと考えることもできます。

スラッジ現象とは? 〜西洋医学的な視点〜

一方、西洋医学では「スラッジ現象(Sludge Phenomenon)」という現象があります。
これは赤血球が凝集(ルロー形成)して、毛細血管の中で血液の流れが悪くなり、酸素や栄養が行き届きにくくなる状態をいいます。

主な影響

  • 慢性的な疲労感

  • 組織の酸素不足による筋肉のこわばり

  • 末端の冷え、むくみ

  • 自律神経の不安定

原因とされるもの

  • 低酸素・低体温

  • 炎症・酸化ストレス

  • 血液のpHバランスの乱れ

スラッジ現象が続くと、筋肉や内臓の働きにも影響し、慢性的な不調を引き起こします。

瘀血とスラッジ現象の共通点とケアの方向性

東洋と西洋、それぞれ異なる用語を用いていますが、共通しているのは「血の質と流れの低下」が不調の原因となっている点です。

共通する症状

  • 冷え

  • 鈍痛や慢性痛

  • 重だるさ

  • むくみ

  • 疲労感

改善アプローチ

  • 温熱療法:体を芯から温め、毛細血管の流れを促進

  • 筋膜リリース・リンパケア:組織の滑走性を高め、自律神経の安定と循環改善

  • 生活習慣の見直し:体を冷やさない食事や適度な運動、深呼吸で酸素循環をサポート

あなたの「なんとなく不調」に、めぐりのケアを

現代人は、冷え・ストレス・運動不足といった「めぐりを滞らせる要因」に日常的にさらされています。
瘀血やスラッジ現象は、まさにその蓄積が“体のサイン”として表れたもの。

「ただの冷え」「年齢のせいかも」と見過ごさず、
血流の質と循環に目を向けたケアで、根本的な改善を目指してみませんか?

当院ではヒロット(オイルトリートメント)や整体がおすすめです。

気になる方はご相談ください。

佐藤香織

【鍼灸師/鍼灸専門学校の教員資格保有/薬膳アドバイザー/セミナー講師】 2007年より施術の世界へ。冷え性、自律神経、運動器疾患、小児の治療など様々な疾患に対応いたします。

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