🌦梅雨の特徴と体調への影響
梅雨(6月〜7月)は湿度が高く、気温も上がり始める時期です。中医学ではこの時期の特徴を「湿邪(しつじゃ)」といい、体内の「脾(ひ)」の働きを弱めやすく、消化不良、むくみ、だるさ、食欲不振などの症状を引き起こします。
🧠梅雨に起こりやすい不調
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胃腸の働きが低下(食欲不振、下痢、胃もたれ)
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身体の重だるさ、むくみ
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倦怠感、集中力低下
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関節の痛みやだるさ
🍽梅雨におすすめの薬膳の基本方針
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「脾」を元気にする(健脾)
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「湿」を追い出す(利湿・化湿)
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体を冷やしすぎないことも重要
🌿代表的な食材とその働き
✅脾を元気にする食材(健脾)
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山芋(やまいも):消化を助け、滋養強壮
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ハトムギ(ヨクイニン):湿を取り、肌荒れにも◎
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カボチャ:胃腸を温め、エネルギー補給
✅湿を排出する食材(利湿・化湿)
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ハトムギ:代表的な利湿薬膳素材
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赤小豆:利尿作用でむくみ対策
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冬瓜:体内の水分バランスを整える
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とうもろこしのひげ茶(玉米鬚):むくみに効果的
✅体の巡りを良くする香味野菜
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生姜(しょうが):体を温めて湿を飛ばす
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紫蘇(しそ):気の巡りを促し、消化を助ける
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ミョウガ:消化促進、清涼感あり
🍲おすすめ薬膳レシピ
🌽冬瓜と赤小豆のスープ
むくみを取りつつ、胃腸にやさしい一品
🍚山芋とハトムギのおかゆ
食欲がない時や疲れた胃腸にぴったり
🍵とうもろこしのひげ茶
むくみや体内の余分な水分排出に役立ちます
🌈まとめ
梅雨は「湿邪」による不調が出やすい時期です。薬膳では、健脾と利湿をテーマに、胃腸をケアしながら体内の余分な水分を取り除くことが基本です。冷たいものの摂りすぎに注意し、体を温める工夫も取り入れましょう。
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