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薬膳

五行の「火」と薬膳

🔥五行「火」とは?

中国の伝統医学や哲学では、万物は「木・火・土・金・水」の五つの要素(五行)から成り立つとされます。「火」はその中で夏、成長、陽気、心臓、小腸、舌、喜び、赤色、苦味などと結びつけられています。


🔍火の特性

  • 季節:夏

  • 臓腑:心(しん)・小腸(しょうちょう)

  • 感情:喜(よろこび)

  • :赤

  • :苦(にがい)

  • 気の性質:上昇、活発、熱


🍽火に属する薬膳食材

火のエネルギーを補い、心と小腸を整えるためには、「苦味」「赤い色」「冷やす作用(清熱)」を持つ食材が有効です。

🥬苦味・清熱の食材

  • 苦瓜(にがうり/ゴーヤ):熱を冷まし、心を落ち着けます

  • セロリ:高ぶった気を下げ、血圧を整えます

  • タンポポの葉:清熱解毒、利尿作用もあります

🍎赤い食材(心を補う)

  • クコの実(ゴジベリー):血を補い、心を安定させる

  • 赤小豆(あずき):利尿作用と血の巡りを促進

  • トマト:清熱、生津(体液を生む)、心に優しい

🌿その他火に良い薬膳素材

  • 蓮の実(ハスの実):安神作用で心を穏やかに

  • 百合根(ゆりね):心肺を潤し、不安や不眠に良い


🍲おすすめの薬膳メニュー

  • 苦瓜とトマトの冷製サラダ:夏の火気を鎮め、心を守る一品

  • 百合根と赤小豆の薬膳スープ:不眠や動悸に悩む方に

  • 蓮の実とクコの実のおかゆ:疲れた心を優しくケア


🔔まとめ

五行の「火」は夏の季節、心臓や精神活動に深く関係します。薬膳では、苦味や赤い食材、心を落ち着かせる効果のあるものを取り入れることがポイントです。とくにストレスが多く不眠や動悸を感じる人には「火」の薬膳が効果的です。

佐藤香織

【鍼灸師/鍼灸専門学校の教員資格保有/薬膳アドバイザー/セミナー講師】 2007年より施術の世界へ。冷え性、自律神経、運動器疾患、小児の治療など様々な疾患に対応いたします。

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