東京都五反田の女性専用SATO針灸整体

WEB予約
電話予約
公式LINE
Instagram
BLOG
西洋医学

西洋医学における肩こりの概念と治療法

1. 肩こりの概念(西洋医学の視点)

肩こりは、首や肩周囲の筋肉が緊張し、血流が悪化することで痛みや不快感が生じる状態です。特に、僧帽筋(そうぼうきん)、肩甲挙筋(けんこうきょきん)、菱形筋(りょうけいきん)などの筋肉が関与します。

肩こりの主な特徴

  • 首・肩の筋肉がこわばる(硬くなる)

  • 圧迫感、鈍い痛み、重だるさ

  • ひどくなると頭痛、めまい、吐き気を伴うことも


2. 肩こりの主な原因(西洋医学の視点)

① 筋肉の緊張・血行不良(長時間の同じ姿勢)

  • デスクワーク、スマホの使用姿勢が悪くなり、首や肩の筋肉がこわばる

  • 運動不足血流が悪化し、筋肉に酸素・栄養が届かなくなる

② ストレス・自律神経の乱れ

  • 交感神経の過剰な緊張 → 筋肉が常に緊張状態に

  • ストレスが強いと肩こりが悪化

③ 血行障害(冷えや循環不良)

  • 寒い環境で筋肉が収縮し、血流が悪くなる

  • 貧血や低血圧 → 酸素供給が不足し、肩こりを引き起こす

④ 眼精疲労(目の疲れ)

  • パソコン・スマホの長時間使用目の周囲の筋肉が疲れ、肩こりが悪化

⑤ 頸椎(けいつい)・神経の異常

  • 頸椎症(けいついしょう)、椎間板ヘルニア → 首の神経が圧迫され、肩こりや腕のしびれを伴うことも


3. 肩こりの診断(西洋医学のアプローチ)

① 問診・触診

  • いつから症状があるか?

  • どんな時に悪化するか?(デスクワーク、運動後など)

  • 頭痛・めまい・しびれの有無

② 画像検査(必要に応じて)

  • X線(レントゲン) → 骨の異常がないか確認

  • MRI → 椎間板ヘルニアや神経の圧迫があるか確認


4. 西洋医学的な肩こりの治療法

① 薬物療法(痛みを和らげる)

  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):ロキソニン、イブプロフェン(痛みや炎症を抑える)

  • 筋弛緩薬(きんしかんやく):チザニジン(筋肉の緊張を和らげる)

  • 血流改善薬:カルナクリン、シクロスポリン(血流を促進)


② 理学療法(リハビリ・物理療法)

💆‍♂️ マッサージ・ストレッチ

  • 筋肉のこわばりをほぐし、血流を改善

  • デスクワークの合間に軽いストレッチを取り入れる

🔥 温熱療法(ホットパック・赤外線治療)

  • 肩を温めることで血流が促進し、筋肉の緊張が和らぐ

⚡ 電気治療(低周波治療・超音波治療)

  • 筋肉を刺激し、血行を改善


③ 運動療法(ストレッチ・筋トレ)

🧘‍♀️ 肩こり解消ストレッチ

  • 首の側屈ストレッチ(首を横に倒す)

  • 肩回し(肩甲骨を大きく動かす)

💪 筋力トレーニング(肩周りの筋肉を鍛える)

  • 肩甲骨周囲の強化(ローイング運動、ダンベル運動)


④ 神経ブロック療法(痛みが強い場合)

  • トリガーポイント注射(局所麻酔で筋肉の痛みを軽減)

  • 星状神経節ブロック(自律神経の緊張を緩める)


⑤ 生活習慣の改善(予防策)

📌 肩こり予防のポイント
正しい姿勢を保つ(デスクワークの注意点)

  • 椅子と机の高さを調整する

  • 長時間の同じ姿勢を避け、30分ごとに身体を動かす

目の疲れを防ぐ

  • パソコンやスマホの使用は1時間ごとに休憩

  • 目を温める(ホットアイマスク)

肩を冷やさない

  • 寒い季節はストールやカーディガンで肩を保温

  • 入浴で血行を促進(40℃のお湯に15分浸かる)

適度な運動をする

  • ウォーキング、ヨガ、ストレッチ

  • 肩甲骨を動かす運動(ラジオ体操など)


5. まとめ(西洋医学的アプローチのポイント)

肩こりは「筋肉の緊張・血行不良・神経の影響」が原因
治療法は「薬物療法・リハビリ・運動療法・神経ブロック」
予防策として「姿勢改善・ストレッチ・運動・温熱療法」が重要

📌 肩こりは放置せず、早めのケアで改善!
正しい治療と生活習慣の見直しで、快適な日常を取り戻しましょう! 💆‍♀️✨

佐藤香織

【鍼灸師/鍼灸専門学校の教員資格保有/薬膳アドバイザー/セミナー講師】 2007年より施術の世界へ。冷え性、自律神経、運動器疾患、小児の治療など様々な疾患に対応いたします。

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事

  1. 【薬膳】柑橘類は気を巡らせストレスを和らげる
  2. KITOTOKIのリードディフューザー
  3. 台湾発!漢方ライフスタイルブランドの【DAYLILY】に行ってきました
  4. 実はスピリチュアル好きです
  5. 吸い玉は瘀血を改善し、内臓を強くします【五反田/鍼灸/吸い玉】
  6. 発熱時に重宝する!第一大根湯(だいいちだいこんとう)について、薬膳の視点から詳しくご紹介
PAGE TOP