二十四節気は、1年を24の季節に分けた古代中国発祥の暦で、日本でも古くから農作業や生活の指標として用いられてきました。
🌞 太陽の動きを基に決められた暦であり、現在の暦(新暦)ではほぼ毎年同じ日付に設定されています。
🌿 二十四節気の仕組み
二十四節気は、太陽の黄道(天球上の通り道)を24等分し、それぞれに名前をつけたものです。
🌍 1年=約365日 を 15日ごとに24分割 しているため、
1節気は約15日間 続きます。
また、二十四節気は**「季節の変化」**を表し、農作業や暮らしの目安として活用されてきました。
「春夏秋冬」の四季をさらに細かく分けたものと考えると分かりやすいです。
📅 二十四節気の大まかな流れ
-
**立春(りっしゅん)**から始まり、**大寒(だいかん)**で終わる
-
「立春・立夏・立秋・立冬」 → 各季節の始まり
-
「春分・秋分・夏至・冬至」 → 昼夜の長さが変わる重要な日
📅 二十四節気一覧
季節 | 二十四節気 | 意味・特徴 |
---|---|---|
🌸 春 | 立春(りっしゅん) | 2月4日頃:暦の上で春が始まる |
雨水(うすい) | 2月19日頃:雪が雨に変わり、氷が溶け始める | |
啓蟄(けいちつ) | 3月5日頃:冬眠していた虫が目覚める | |
春分(しゅんぶん) | 3月20日頃:昼と夜の長さが同じになる | |
清明(せいめい) | 4月4日頃:万物が生き生きと輝く | |
穀雨(こくう) | 4月20日頃:春の雨が降り、農作物を潤す | |
☀️ 夏 | 立夏(りっか) | 5月5日頃:夏の始まり、新緑が美しい |
小満(しょうまん) | 5月21日頃:植物が成長し、満ちていく | |
芒種(ぼうしゅ) | 6月6日頃:稲や麦の種をまく時期 | |
夏至(げし) | 6月21日頃:一年で最も昼が長い | |
小暑(しょうしょ) | 7月7日頃:暑さが本格化する | |
大暑(たいしょ) | 7月23日頃:一年で最も暑い時期 | |
🍂 秋 | 立秋(りっしゅう) | 8月7日頃:暦の上では秋の始まり |
処暑(しょしょ) | 8月23日頃:暑さが和らぎ始める | |
白露(はくろ) | 9月8日頃:朝露が草木につく季節 | |
秋分(しゅうぶん) | 9月23日頃:昼と夜の長さがほぼ等しい | |
寒露(かんろ) | 10月8日頃:秋が深まり、朝晩が冷える | |
霜降(そうこう) | 10月23日頃:霜が降り始める | |
❄️ 冬 | 立冬(りっとう) | 11月7日頃:冬の始まり |
小雪(しょうせつ) | 11月22日頃:わずかに雪が降る | |
大雪(たいせつ) | 12月7日頃:本格的に雪が降り始める | |
冬至(とうじ) | 12月21日頃:一年で最も昼が短い | |
小寒(しょうかん) | 1月5日頃:寒さが厳しくなる | |
大寒(だいかん) | 1月20日頃:一年で最も寒い |
超簡単!二十四節気の覚え方(7つにまとめる)
1️⃣ 春(立春~穀雨) 🌸
👉 2月~4月ごろ。「春の訪れ」「花が咲く」
2️⃣ 初夏(立夏~夏至) ☀️
👉 5月~6月ごろ。「新緑」「日が長くなる」
3️⃣ 盛夏(小暑~大暑) 🔥
👉 7月ごろ。「本格的な夏」「暑さのピーク」
4️⃣ 秋(立秋~秋分) 🍁
👉 8月~9月ごろ。「少しずつ涼しく」「紅葉が始まる」
5️⃣ 晩秋(寒露~霜降) 🍂
👉 10月ごろ。「秋が深まる」「朝晩が寒くなる」
6️⃣ 初冬(立冬~冬至) ❄️
👉 11月~12月ごろ。「冬の始まり」「日が短くなる」
7️⃣ 真冬(小寒~大寒) ⛄
👉 1月ごろ。「一年で一番寒い時期」
🌟 二十四節気のポイント
-
農作業の目安
🌾 田植えや収穫の時期を知るための重要な指標だった。 -
日本の季節感にマッチ
🍁 桜の開花や紅葉の時期とリンクし、季節の移り変わりを知る手がかりに。 -
七十二候(しちじゅうにこう)と組み合わせるとより細かく分かる
📅 二十四節気をさらに3つに細分化し、合計72の季節に分けた暦もある。
(例)清明の時期には「玄鳥至(つばめきたる)」という候があり、ツバメの渡来を表す。 -
現代でも行事や風習に影響
🎎 立春の「節分」、夏至や冬至の「かぼちゃを食べる風習」など、今も生活に根付いている。
📝 まとめ
-
二十四節気は、太陽の動きを基に1年を24の季節に分けた暦。
-
「立春・立夏・立秋・立冬」で四季の始まりを示す。
-
「春分・秋分・夏至・冬至」は昼夜の長さの変わり目。
-
🌾 昔は農作業の目安として重要だったが、今も季節を知る手がかりになる!
コメント