東京都五反田の女性専用SATO針灸整体

WEB予約
電話予約
公式LINE
Instagram
薬膳

【薬膳】柿は発熱や二日酔いに効果がある

いつもありがとうございます。

東京都五反田にある女性と子供専用治療院SATO針灸整体です。

本日は柿のお話です。

本日、佐藤家のおやつは【柿】でした。

柿はビタミンCが多く含まれており免疫力をあげる食材です。

柿の薬膳的効果とは

柿は、陰虚(体の潤いが足りない方)や陽熱(体に熱がこもっている、発熱時)の方に合います。

帰経は心、肺、大腸ですので、熱が上にあがりやすい方や、肺を潤して風邪の予防・咳止め、大腸を潤すのでコロコロ便の予防・緩和にいいです。

利尿作用も高いため、むくみが気になる方にも◎

解酒毒作用があるため、二日酔い時に食べると早く回復します。
※ただし、飲酒時に一緒に食べるのはNG。体を冷やします。

そのほか、口内炎などにもいいそうです。

熱を冷ます効果が高いため、冷え性の方は控えたほうがいいです。

冷え性の方は、干し柿がいいですね。

柿は干すことにより、温性の食材に代わるため体を温める効果が高まります。

 

柿の薬膳的な効果と効能

柿(かき)は、東洋医学や薬膳の視点から見ると、「涼性」の性質を持ち、体を冷やし、熱を鎮める作用がある果物です。特に、肺や胃に作用し、乾燥を防いだり、余分な熱を取り除いたりする働きがあります。栄養価も高く、ビタミンCやカリウムが豊富に含まれています。


1. 柿の基本的な薬膳的性質

分類 内容
性質(五性) 涼性(体を冷やす)
味(五味) 甘味・渋味
帰経(影響を与える臓腑) 肺・胃・心
主要な作用 体の熱を冷ます、喉や肺を潤す、血を清める、解毒作用

2. 柿の主な薬膳的効果

① 体の熱を冷まし、のどの渇きを癒す

  • 柿は「涼性」であり、体にこもった余分な熱を冷ます作用があります。

  • 特に、発熱時や暑さでのぼせたとき、のどが渇くときに効果的。

  • 風邪の初期症状で喉が乾燥して痛むときにも良い。

② 肺を潤し、咳や痰を鎮める

  • 乾燥する秋にぴったりな果物で、肺を潤し、乾燥による咳や喉の痛みに効果がある。

  • 「肺熱(はいねつ)」による咳や、痰が黄色くネバネバしているようなときにおすすめ。

③ 二日酔いの予防・改善

  • 柿にはアルコール分解を助ける成分(タンニンやビタミンC)が含まれており、二日酔いに効果がある。

  • 体内のアルコールを速やかに分解し、酔いをさます。

④ 血圧を下げ、動脈硬化を予防

  • カリウムが豊富に含まれており、体内の余分な塩分を排出して血圧を下げる働きがある。

  • 高血圧や動脈硬化の予防に役立つ。

⑤ 消化を助け、胃腸を整える

  • 渋柿に含まれる「タンニン(柿渋)」には胃腸の炎症を鎮める作用がある。

  • ただし、食べ過ぎると逆に胃を冷やしてしまうので注意。


3. 柿を食べる際の注意点

① 食べ過ぎると体を冷やす

  • 柿は「涼性」の果物なので、冷え性の人や胃腸が弱い人は食べすぎない方がよい

  • 特に、冷えが原因の下痢をしやすい人は注意。

② 渋柿のタンニンに注意

  • 渋柿に含まれる「タンニン」は、胃の粘膜を収縮させる作用があるため、食べすぎると便秘を引き起こすことがある

  • 渋柿は干し柿にするとタンニンが減り、胃腸への負担が少なくなる。

③ 空腹時の柿は避ける

  • 柿には「ペクチン」という水溶性食物繊維が含まれており、適量なら腸の調子を整えるが、空腹時に大量に食べると胃を冷やし、消化不良を起こすことがある


4. 薬膳的な食べ方の工夫

アレンジ 期待できる効果
柿+生姜 体を温め、冷え対策(柿の冷やす性質を和らげる)
柿+ハチミツ 喉の炎症を鎮め、咳止め効果を高める
干し柿+ナッツ 胃腸に優しく、エネルギー補給になる
柿+ヨーグルト 整腸作用を高め、腸内環境を整える

5. まとめ

柿は、体の熱を冷ます・肺を潤す・二日酔いを和らげる・血圧を下げるといった薬膳的な効果を持つ果物です。特に、秋の乾燥対策にぴったりですが、体を冷やしやすいので、冷え性の人や胃腸が弱い人は食べすぎに注意が必要です。温める食材と組み合わせることで、バランスよく楽しめます。

佐藤

カニと一緒に食べるのも控えたほうがいいそうです!
胃腸が冷えて、下痢や腹痛になるそうです。

 

 

佐藤香織

【鍼灸師/鍼灸専門学校の教員資格保有/薬膳アドバイザー/セミナー講師】 2007年より施術の世界へ。冷え性、自律神経、運動器疾患、小児の治療など様々な疾患に対応いたします。

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事

  1. 肝鬱気滞証
  2. 発熱時に重宝する!第一大根湯(だいいちだいこんとう)について、薬膳の視点から詳しくご紹介
  3. 至陰-足の太陽膀胱経の至陰について解説
  4. コーヒー好きです
  5. 二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
  6. 鼻の通りを良くする印堂(いんどう)
PAGE TOP