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東京都五反田にある女性と子供専用治療院、SATO針灸整体です。
4月は生活環境の変化が多い月になり、心身ともに疲労がたまりやすい月になります。
春に属する肝をいたわり、ストレスに負けない養生を行いたいですね。
春の養生
中国医学の古典書「黄帝内経」では、春は発生の季節でといい、全てのものが芽生え、天地間の万物は生き生きと栄えるとあります。
私たち人間も例外ではなく、冬にため込んだものを排泄して、様々な活動を開始する季節です。
そのため、冬にため込んだものが多かったり、疲労がたまっているとアレルギーや吹き出物、花粉症などの症状が顕著に出ると考えられています。
春は、夜更かしをしてもかまわないが、朝は早く起きるほうがいいです。
朝は散歩をしたり、身体をのびのびと動かし春に芽生えた万物と同じように体内に陽気を発生させることが大切です。
※陽気とは、活動的なエネルギーを指します。
この陽気が不足すると、春の風邪や冷え性、怠さに繋がります。
春の養生を怠ると、夏になって寒性の病(手足の冷えや下痢など)になります。
4月の二十四節季(にじゅうしせっき)
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を春夏秋冬4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分け季節をあらわす名前をつけたものになります。太陽の日長変化、地球に届く太陽の光量に関わる暦で、季節の訪れを前もって把握できる目安として今でも使われています。
4月は【清明】と【穀雨】になります。
「清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなる」という言葉があります。
変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、次第に日差しも強まりはじめます。
この記事を書いた2024年は4月4日~4月18日ころが清明、4月19日~5月4日ころが穀雨となっています。
清明とは
万物が清々しく明るく美しいころ。
「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」を略した言葉といわれます。
春の穏やかな日差しを受けて、天地万物が清々(すがすが)しく、明るくある様が「清明」の時季です。
穀雨とは
春の最後の二十四節気。季節は既に晩春となり、徐々に夏へと移り変わっていきます。
穀物に実りをもたらす雨がしっとりと降りそそぐ頃になります。
旬の物
- 新ジャガイモ
- 新玉ねぎ
- かつお
- たけのこ
- いちご
等です。
4月は、ストレスで気が滞りやすいので気を巡らす食材がおすすめです。
レモンや、菜の花、ローズマリーやアサリ、柑橘類、いかなどを取り入れましょう。
まとめ
春の季節に属する【肝】は自律神経の調整、解毒、気を巡らる働きがあります。
新たな環境でもばてないように、
- 早起き
- 散歩
- 食卓に酸味や苦みを取り入れる
を意識してください。
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